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【9】-2 妊娠中期 ~後期 常位胎盤早期剝離 ⑥ 摂食障害とのカンケイ その4

摂食障害合併妊娠は常位胎盤早期剝離のリスク因子になるでしょう。

「やせ」がある場合、過食嘔吐がある場合、うつ病や不安障害を伴う場合、特に注意が必要です。

常位胎盤早期剝離は、なんのリスク因子も持たず、順調に経過していた妊婦さんの分娩中に出現することもあるものです。

摂食障害を患っている場合、幸福なことに順調に経過していたとしても、常位胎盤早期剝離が起こる可能性は常にあるのです。

常位胎盤早期剝離の発症に関して言えば、無事に赤ちゃんが生まれてくるまでは安心できません。

常位胎盤早期剝離は発症予知も難しく、一旦起こってしまえばいかに迅速に対応できるかが重要となってきます。

まず、摂食障害が常位胎盤早期剝離のリスクとなることを医療従事者が認識しておくことです。

また、妊婦さんは産婦人科医に自分が摂食障害であることや症状について伝えておかなくてはいけません。

医療従事者がリスクを認識していた方が、より迅速に対応できるでしょう。

【9】-2 妊娠中期 ~後期にかけて 常位胎盤早期剝離 ② 概要 その2

リスク因子によって、常位胎盤早期剝離になりやすい妊婦さんが分かっている場合もあります。

常位胎盤早期剝離の既往、妊娠高血圧症候群、子宮内胎児発育不全、外傷などです。

しかし、常位胎盤早期剝離の過半数は、なんのリスクもなく順調に経過している妊娠女性に起こります。

常位胎盤早期剝離は、発症予知が難しくその予防法もありません。

一旦起こってしまえば、検査・診断・治療をいかに迅速に進めるかで、母児の予後が大きく変わります。

そのためには、常位胎盤早期剝離のリスク因子の有無を、医療従事者が認識していることが非常に重要なカギとなります。

【9】-2 妊娠中期 ~後期 妊娠高血圧症候群 ⑪ 摂食障害とのカンケイ その3

日本の妊娠可能な年代の女性の「やせ」の増加・恒常化は、深刻な問題です。

私は、そこにはかなりの数の摂食障害が潜んでいると思います。

摂食障害を患っている方の体型は、やせ・標準・肥満などさまざまです。

摂食障害の方は、自分の体型がどうであろうと「やせ」を切望しています。

自分の体型がBMI 18.5 未満で、やせていてすら、さらにやせたい方がほとんどです。

やせ衝動は、摂食障害に認める衝動のひとつです。

やせ衝動の他に、過食衝動、排出衝動があります。

医療従事者は、摂食障害による「やせ」が妊娠分娩経過にどれほど悪影響をもたらすのか、もっとよく知るべきです。