摂食障害(過食症・過食嘔吐)のホームページ


カテゴリ : 【18】 過食と食事制限のくり返しがさまざまなからだの病気につながる「しくみ」

【18】-1 過食と食事制限をくり返すことの影響

(1)あまり知られていない体への負担

摂食障害・過食症では、過食や過食嘔吐など症状以外の食事をあまり食べない節食傾向にある場合がかなりあります。
爆発的な過食のあとに食事制限を数日続けたり、極端な人では水分しか摂らない、ほぼ絶食になる、という具合です。当然ながらその節食傾向が、次の過食の引き金となり、また過食する、そしてまた食事制限、という過食と食事制限のくり返し、悪循環をくり返す一群です。
過食がからだに悪いだろう、となんとなく思っていても、どう悪いのか、どういう病気が引き起こされうるのか、はっきり分からない方も多いでしょう。
さらに、過食それ自体がからだに大きな負担のかかる行為ですが、過食の直前のからだの状態のうち、食事制限している状態は、その負担をより大きくするものです。
ここでは、過食と食事制限がくり返されるとき、どういうふうにからだに負担がかかり、それが病気につながるのかを述べていきます。

(2)引き起こされる病気の数々

過食と食事制限のくり返しによって引き起こされうる病気には、以下のようなものがあります。
① 糖尿病、高血圧、高脂血症、内臓脂肪型肥満など生活習慣病・メタボリック症候群。
② 生理不順(稀発月経、無月経)、不妊などの婦人科疾患、流産、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症。
③ 致死性不整脈や急性胃拡張などによる突然死。
④ その他、便秘、むくみ。