摂食障害のホームページ

*

タグ : チューイング

【14】-3 チューイングと歯周病(歯槽膿漏) ③ やせや低栄養と歯周病のつながり

チューイングは症状の性質上、やせ、低栄養を伴うことが多いようです。

低体重、やせ、低栄養によって、免疫機能が低下します。

低体重、やせ、低栄養の場合、ふつうのカゼなどを含むウィルス感染症にかかりにくくなりますが、結核(結核菌)や病原性のカビに感染しやすくなります。

やせ、低栄養によって、特に細菌やカビ菌に対する身体の免疫力が落ちてしまうからです。

歯周病菌も細菌であるため、やせ、低栄養によって歯周病の発症が早まったり、進行が早くなることが予測されます。

ムリなダイエットで急激にやせて免疫力が落ちると、歯周病が発症・進行し、口臭が出てきたりするでしょう。

身に覚えがある方もいるかもしれません。

チューイングがあって、やせていると、歯周病になりやすく、進行も早いでしょう。

【14】-3 チューイングと歯周病(歯槽膿漏) ② チューイングが歯周病を引き起こすしくみ

チューイングでは、食べ物、固形物が食道、胃、小腸、大腸を通りません。

消化管では、食べ物などの塊がその内部を通ることで、古い上皮細胞がはがれおちたり、ホルモンが分泌されたり、蠕動という消化管独特の動きが起こります。

消化管というものは、その中を食ベ物のカタマリ(食塊)が通るからこそ、よりよく機能するように出来ています。

チューイングに伴って、食塊が消化管を通過しないと、徐々に腸の働きが低下し、消化吸収機能が落ちていきます。

消化管、腸は、食べ物の消化吸収以外にも、腸管免疫という免疫システムをもちます。

消化管、腸は、免疫の面でも、人体にとって非常に重要な働きを担っています。

胃から続く小腸は、十二指腸、空腸、回腸から構成され、大腸につながっています。

小腸には、特にリンパ組織(免疫を担当する細胞の集合体)が発達した部分があり(回腸)、腸管免疫が正常に、活発に働く上で、非常に重要な臓器です。

小腸の消化管としての働きが低下することで、小腸の担う腸管免疫の働きも低下してしまいます。

腸管免疫の働きの低下によって免疫力が低下すると、歯周病が引き起こされたり、悪化したりします。

チューイングによって食べ物の塊が小腸を通過しなくなると、消化管としての機能が衰え、連鎖的に腸管免疫の働きも落ちて、歯周病が引き起こされるというわけです。

【14】-3 チューイングと歯周病(歯槽膿漏) ① 歯周病について

チューイングは歯周病(歯槽膿漏)の原因となったり、歯周病を進行、悪化させたりするでしょう。

歯周病は加齢変化の一種とも言われます。

個別に同定されていないものの、口内の細菌が歯周病の原因菌です。

加齢に伴い免疫力が低下し、歯周病の原因菌への抵抗力が落ちると、歯周病を発症します。

歯周病は口臭の原因にもなります。

歯周病を発症してしばらくは、自覚症状にうすく、そのうち噛む力が弱った、歯がぐらぐらするなどの症状が出てきます。

しかしそのときには、歯を失うことを食い止めることはできないでしょう。

歯周病の発症時期や、進行のスピードには個人差がありますが、それは、人によって免疫のはたらきに違いがあるためでもあります。

【14】-2 チューイングとむし歯、口臭 ③ 唾液不足で甘いものを噛み吐きし続けると、むし歯になるしくみ

むし歯のしくみは、口の中の菌が食べ物に含まれる糖分を分解するときに酸が生じて、その酸で歯が溶かされることにあります。

通常であれば、口の中の食べ物は、噛み砕かれた後、唾液とともに、食道、胃に送り込まれます。

しかし、チューイングでは通常よりも長い間、口内に食べ物がある状態になります。

また、唾液は口内の菌を洗い流す作用もあります。

口の中に食べ物があっても、唾液がたくさん出ていれば、菌ごと胃に押し流してくれます。

しかしチューイングでは、すでに説明したように、食べているときでも、食べていないときでも、全体的に口の中に唾液が少ない状態になりがちです。

さらに、摂食障害・過食症の症状では、菓子パンやお菓子など甘いものが好まれます。

甘いものがいつまでも口内にあって、かつ唾液が少ない状態は、むし歯菌が最もパワフルに活動でき、むし歯の発生・進行のために最適な温床となるのです。

いつも唾液不足な口内で、いつまでも甘いものを噛んでいるその状態が、刻一刻とむし歯を増やし、進行させているというわけです。

ストレスは過食嘔吐でスッキリ、でも最近歯のトラブルが多くて。

【14】-2 チューイングとむし歯、口臭 ② チューイングで唾液が不足するしくみ、それによりむし歯になったり口臭が出るしくみ

チューイングでは、普通の人が食べ物を食べるときの何倍も噛んでいて、その分、唾液もよけいに必要になります。

チューイングは噛み吐きですから、唾液ごと吐きだしたりして、唾液を無駄遣いしてしまいます。

よけいに使っているものがそのうち足りなくなるのは、普通のことです。

チューイングをすればするほど、口内の唾液は不足しがちになるでしょう。

また、チューイングでは、たくさん噛むことで、口の中を誤って傷つけたり、出血したりして口内が荒れやすくなります。

口内の荒れや、傷によって、唾液が分泌される出口や通り道が狭くなったりして、唾液の分泌がスムーズにいかず、口内の唾液が減ることもあるでしょう。

唾液がつまったりして、唾液を産生する唾液腺に炎症がおきたりすれば、さらにに唾液の分泌は減ります。

この唾液のつまりや炎症によって、唾液腺である耳下腺が腫れると、顔がまるくなったり、ふとったり、むくんだように見えてしまいます。

そういうわけで、チューイングをする人の口の中は、食べているときでも、食べていないときでも、常に唾液が少ない状態に陥りがちです。

唾液の不足は、むし歯、口臭の原因となります。

唾液は、口内の菌を胃に押し流してくれたり、食べ物の残りカスを洗い流してくれ、口内をきれいに保ってくれる働きがあります。

唾液が減ることで、口内の自浄作用がうまくいかず、口臭が出やすくなったり、むし歯菌の働きが活発になり、むし歯にもなりやすくなるでしょう。