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タグ : チューイング

【14】-6 美しい口元、歯、きれいな息を手に入れるには

チューイング、過食嘔吐でやせても、口元から嫌なにおいが漏れていたり、むし歯だらけの口元では、美しくなれたとはとても思えないはずです。

過食、過食嘔吐、チューイング症状がある場合、定期的に歯科の診察・治療を受け、口内のメンテナンスを行うことは大事なことです。

しかし、摂食障害の患者さんにとって、歯科医師に病気や症状について打ち明けることはとても難しく、症状に悩まされながら歯科に通院するのも大変なことです。

「過食嘔吐やチューイングがバレて医者から怒られるのでは?」と心配している方もいます。

歯科医師や歯科治療に対して、パニックを伴うほどの不安、恐怖を持っている場合もあります。

また、過食や過食嘔吐、チューイングがありながら、むし歯、歯周病の治療を行うのは、大穴の空いた風呂桶にお湯をためるようなもので、非常に効率が悪いでしょう。

まずは過食衝動を無くし、過食、過食嘔吐、チューイングをピタリと止めることです。

衝動に煩わされず、症状も止まり続ければ、心身にゆとりが生まれます。

そうすれば、歯科医師に必要なことを話せるようになったり、歯科に通院する余裕もでてくるでしょう。

無理やりチューイング、過食嘔吐、過食を止めようとしたり、症状をガマンしようとすると、結局は症状が増えてしまいます。

過食衝動を無くさずに症状を止めると、ふくれあがった過食衝動に飲み込まれ、症状が暴発し、爆発的に増加しかねません。

無理やりでなく、我慢もせずに、チューイング、過食嘔吐、過食を止めるには、なにより過食衝動を無くすことです。

美しい歯、美しい口元、美しい息を手に入れたければ、まずは、一刻も早く、ムリせず、ガマンもせず、チューイング、過食嘔吐、過食を止めることです。

ムリせず症状を止め続けることで、得られる効果は測り知れません。

罪悪感や後ろめたい気持ちがなくなったり、時間やお金、気持ちに余裕がでてきます。

そうすれば、あなた本来の、魅力にあふれた笑顔が自然にこぼれるようになるでしょう。

【14】-5 他にも色々あるチューイングの害

社会生活・家庭生活の崩壊、爆発的な症状の増加

チューイングがあると、人前で症状を出しにくく、仲間内の食事会に参加できなくなったり、家族で食事を楽しむことができなくなったりします。

チューイングによって社会生活がうまくいかなくなったり、家庭生活もうまくいかなくなる場合があります。

摂食障害・過食症では、時間とともに徐々に過食、過食嘔吐症状が増加していく特徴があります。

経年増加です。

チューイングでは、満腹感がなかなか得られないために、短期間で症状が増えてしまう傾向にあります。

チューイングは、とくに症状が増えやすいという特徴があります。

便秘、死の危険

チューイングによって、食べ物の塊が消化管をほとんど通過しなくなると、徐々に腸の働きが低下し、消化吸収機能が落ちます。

便秘にもなりやすくなるでしょう。

腸が弱っている時に、いきなり普通の食べ物が一気に身体に入ると、それが原因で死んでしまうこともあります。

ところが、チューイングで絶食同然だったところに過食衝動が爆発して過食する、というのは、摂食障害・過食症であればよく起こることです。

絶食過食のサイクルをくり返している方も多いでしょう。

このように、絶食や極端な節食、チューイングが続いた後に過食したり、ドカ食いする、というのは、死ぬこともある非常に危険な行為です。

しもぶくれ、摂食障害に独特な顔つき

チューイングでは、耳の下の部分にある唾液腺、耳下腺が腫れて、「しもぶくれ」のように顔が腫れやすい、という害もあります。

唾液腺を酷使することによる代償としての腫れ(過形成)、噛み傷で唾液の流れが悪くなったり、唾液腺に炎症が起きて腫れるなど、原因は複数考えられます。

また、低栄養でも耳下腺が腫れますので、チューイングにやせを伴っていると、よけいに「しもぶくれ」がひどくなるでしょう。

チューイング、過食嘔吐があって、やせも伴う方は、専門家がひと目見れば摂食障害、拒食症(過食・排出型)と推測できるような、とても典型的な顔つきをしています。

【14】-4 過食嘔吐も、過食のみでも、むし歯、歯周病のリスクとなる!

チューイングでむし歯、歯周病になりやすいしくみを見てきました。

これらのしくみを見れば、チューイングだけではなく、過食のみでも、過食嘔吐でも、むし歯、歯周病のリスクとなることが分かると思います。

過食、過食嘔吐でも食べ物が口内に存在する時間は長く、過食するものに甘いものが多ければ余計に、むし歯になりやすいでしょう。

過食嘔吐では、胃液が口内に流れ込み、酸によるダメージも加わるので、口臭、酸蝕歯、むし歯など口内のトラブルはさらに増えます。

また、過食嘔吐でもチューイングのように小腸に食べ物がほとんど流れ込まない状態になったり、低血糖となれば、消化管、腸の働きが低下し、腸管免疫の働きが落ちて、歯周病になりやすかったり、悪化しやすくなるでしょう。

過食嘔吐にチューイングが伴えば、むし歯、歯周病の爆発的な悪化も心配されます。

嘔吐やチューイングが見られない過食のみの場合でも、反応性低血糖が見られたり、血糖コントロールが不良であることが多く、腸管免疫の働きが落ちて、歯周病を発症しやすいことが予測されます。

【14】-3 チューイングと歯周病(歯槽膿漏) ⑤ チューイングで歯周病になるしくみ、まとめ

チューイングによって腸の働きが落ちると、腸管免疫が低下して免疫力が落ち、歯周病になりやすく、また進行も早まるでしょう。

チューイングに「やせ」を伴っている場合、やせによる免疫力の低下、低血糖による免疫の働きの低下も加わるので、歯周病の発症、悪化には特に注意が必要です。

チューイングそれ自体でも、唾液不足から口内の菌のバランスが崩れ、歯周病菌が活発になると、歯周病の発症が早まる、ということも考えられます。

【14】-3 チューイングと歯周病(歯槽膿漏) ④ 低血糖と歯周病のつながり

消化管、腸の働きは、自律神経に大きく支えられています。

自律神経には交感神経、副交感神経があります。

交感神経と副交感神経はお互いがシーソーのように働きます。

どちらか一方の働きが活発になると、どちらか一方の働きは抑えられてしまいます。

自律神経のうち、副交感神経が活発になると、腸の働きが活発になります。

交感神経が活発になると、副交感神経が抑えられることで、腸の働きが低下してしまいます。

過食、過食嘔吐、チューイング全てに言えることですが、チューイングは、食べ物が胃に入らないので、特に低血糖となりやすいでしょう。

やせを伴う場合、その傾向はより強まります。

低血糖により、自律神経のうち交感神経が活発になります。

交感神経を活発にして、すこしでも血糖を上げるためです。

その結果、副交感神経が抑えられ、腸の働きが落ちて、それが腸管免疫の低下をまねきます。

低血糖によって腸管免疫が低下し、歯周病の発症、進行が促されることがあるでしょう。

また、低血糖では、副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)という血糖を上げるためのホルモンの分泌も活発になります。

この副腎皮質ホルモンは身体の免疫の力を抑える働きがあり、この影響によっても歯周病の発症、進行が促されることもあるでしょう。