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【3】-1 摂食障害女性の妊娠 母体への影響⑤

摂食障害には、
やせ衝動、過食衝動があります。

やせ衝動も過食衝動も、
患者さんの意志の力でコントロールできるものではありません。

摂食障害の方が妊娠すると、やせ衝動により 妊娠しても体重を増やせないことがあります。

母体の体重が順調に増えないと
おなかの子どもをささえる胎盤の成長に影響し、おなかの子どもが栄養不足に陥る危険があります。

胎盤が十分成長できなければ、流産にもつながるでしょう。

母体の体重が十分に増えないケースがある一方で、
過食衝動によって、母体の体重が増えすぎてしまうケースもあるでしょう。

母体の体重が増えすぎてしまうと、妊娠中毒症などのリスクとなります。

妊娠中毒症は母児ともに危険にさらされることのある妊娠合併症です。

妊娠で体重が適度に増えることは、
母体の生命の安全のため、おなかの子どもの健やかな成長のために必要不可欠なことなのです。

摂食障害を抱えた上での妊娠は、
母体の体重が増やせなかったり、逆に増えすぎたり、など、
母体の体重管理にも困難を伴います。