摂食障害のホームページ

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【2】-3 低体重への医療の対応 その3 ビタミンやミネラルの補充

人間にとって色んな種類の食べ物を適量食べることは、何にも勝る栄養管理法だと思います。

しかし、摂食障害によってそれが叶わない時に、
患者さんに合わせたビタミンやミネラルの処方は、非常に重要で有益と思われます。

著しい低体重を伴う場合は、特にそうです。

BMI16未満の慢性期の神経性食欲不振症の患者さんがいたとします。

BMI16未満でいる期間が長ければ長いほど、骨粗しょう症のリスクが大きくなります。

低体重による骨密度の低下の一番の治療法は体重増加です。

それが叶わない時に、
ビタミンDやビタミンK、女性ホルモン治療について検討し、
利益と不利益を踏まえたうえでどうしていくか、患者さん個人の状態も含めて考えるということが、
医師を含めた医療従事者の仕事の一つだと思います。

ビタミンDやビタミンKは脂溶性ビタミンであり、過剰な服用は中毒症状をまねく場合がありますので、
これらの栄養管理には医療の介入が必要でしょう。