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【12】-2 摂食障害、過食症に万引きを合併する過程 ⑥嗜癖としての万引き

万引きは、くり返されるうちに「くせ」になり、嗜癖へと変貌していきます。

最初は上述のいずれかをベースとした万引きであったものが、くり返すうちに万引き行為自体が嗜癖的側面を帯びてくるのです。

もともと摂食障害・過食症は依存症であり、依存症は多重嗜癖に陥りやすいものです。

おそらく、摂食障害の方の万引きの初犯は、多重嗜癖としての万引き以外の要因であったはずです。

しかし、摂食障害の方が、万引きをくり返している場合、すでに万引き行為に嗜癖してしまっている場合がほとんどでしょう。

摂食障害・過食症の方にくり返す万引き行為がある場合、多重嗜癖としての万引き行為の合併を、当然あるものとして捉えるのが自然です。

摂食障害・過食症に、くり返す万引きを合併している場合、ことは、一刻の猶予もならない状況です。

止められない過食や過食嘔吐、チューイングが万引きを誘発し、回を重ねるごとに万引きは嗜癖として定着し、状況はどんどん悪化していくでしょう。

この場合、万引き行為をそれ以上嗜癖化させないためにも、一刻も早く、我慢することなく過食や過食嘔吐症状を止めることが、喫緊の最重要課題となります。