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【10】-2 糖尿病とは  ⑤ 1型糖尿病と2型糖尿病

なんらかの原因で、身体が有効にインスリンを使えなくなった状態が糖尿病です。

1型糖尿病は、自身の免疫物質が膵臓のβ細胞を攻撃してしまい、インスリンが分泌できなくなる病気です。

生体内には、インスリン以外に高血糖を抑える機構が無いため、インスリンの分泌低下はすなわち高血糖となります。

1型糖尿病は、膵臓からのインスリン分泌不足による糖尿病です。

1型糖尿病は、その発症のカラクリからいえば自己免疫疾患の一種です。

2型糖尿病は、身体の細胞にインスリンが効きにくくなる状態と、膵臓が余分なインスリンを分泌できるほどの能力が無い状態の複合です。

そこには、肝臓や骨格筋細胞、脂肪細胞へのインスリンの作用不足と、作用不足を補うほど膵臓がインスリンを分泌できないという分泌不足、ふたつの状態が重なり合っています。

高脂血症や高血圧、運動不足、ストレスなどにより、糖を貯蔵するべき細胞にインスリンが効きにくくなる状態があります。

これをインスリン抵抗性と表現します。

細胞にインスリン抵抗性があっても、それを上回るほどのインスリンを膵臓が分泌できれば、当面問題ありません。

インスリン抵抗性があって、それを上回るほどのインスリンを膵臓が分泌できない場合に、2型糖尿病が発症します。

2型糖尿病は生活習慣病です。

発症機序から見ると、1型糖尿病と2型糖尿病は、全くの別の病気なのです。