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【10】-2 糖尿病とは ② 糖の役割

私たちの体は、生命維持や活動のエネルギーを作り出すために糖、酸素を利用しています。

人の体の中で、血糖値は、70~140 mg/dlと、かなり厳密に管理されています。

それは、低血糖も高血糖も身体の害になるからです。

脳細胞は糖からエネルギーを得ています。

低血糖は、すぐに脳の活動の低下につながる非常に危険な事態です。

飢餓などの非常時には、脳細胞はケトン体を代替エネルギー源として使用します。

高血糖は、それが一時的、単発的なものであれば大きな問題はありません。

しかし長期に持続したり、くり返すと、高血糖による障害が生じます。

大量の糖が生体内にあると、血液の浸透圧が上がり、身体の恒常性が乱されます。

また、糖が過剰にあると、常と異なる代謝経路に入った糖の代謝産物が、細胞障害や血管障害を引き起こします。

人の体にとっては、低血糖も困るし、高血糖も困るのです。

そのため、血糖は狭い範囲でしっかりとコントロールされているわけです。