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【9】-4 妊娠にふさわしい体格・体重増加 ⑭ 摂食障害とのカンケイ その9 知識不足?

現在、日本で妊娠可能な年代の女性のやせの問題が大変深刻となっています。

妊婦さんの体重増加量も大きく変化しており、すべての方において約1.5~3kg減少しているそうです。

そしてそれに呼応するように、新生児の出生体重はこの20年間減少の一途をたどってきました。

Barker仮説、DOHaDの概念を知っていれば、これがいかに大変な事態か分かるはずです。

日本のデータですが、妊婦さんの約60%が自身の望ましい妊娠中の体重増加量を約7~8kgと答えたそうです。

これは、至適体重増加量の推奨範囲を大きく下回る値で、低出生体重児の発症リスクが高くなる値でもあります。

妊娠中の体重増加が多過ぎると良くないことを知っている妊婦さんは多いのでしょう。

しかし、妊娠中の体重増加が少なすぎても良くないことを知っている妊婦さんは、少ないのかもしれません。

「やせ」や妊娠中の体重増加量の過少が及ぼす害について、早急に啓蒙が成されるべきです。

妊娠する可能性のある女性やその周囲の人々は、「やせ」が妊娠と次世代に及ぼす不利益を十分に理解する必要があります。

母親の「やせ」がお腹の子どもの将来、次世代に及ぼす害について、前項(【9】-3)で詳しく述べました。