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【9】-4 妊娠にふさわしい体格・体重増加 ⑫ 摂食障害とのカンケイ その7 目標と結果

では、妊娠前からふつうの体格で、妊娠中の体重増加がちょうどよければ、母親が摂食障害を患っていても問題ないのでしょうか?

妊娠中に摂食障害の症状である過食・過食嘔吐・チューイングを認める場合、それが一番の大問題です。

症状が無かったとしても、摂食障害ではストレス耐性の弱さや「うつ」の傾向などが妊娠分娩経過に悪影響を与える可能性があります。

妊娠前の体格も、妊娠中の体重増加量も、結果に過ぎません。

妊婦さんの第一の目標は、母親が安定した妊娠分娩経過を過ごし元気で健康な子どもを産むことです。

母児ともに健康であることが、ほとんどの妊婦さんの第一目標です。

妊娠前の体格が良好で、妊娠中の体重増加量も至適な場合に、この目標が達成しやすくなるということです。

妊娠前の体格がふつうでも、妊娠中の体重増加が至適でも、母親が摂食障害を患っていることで生じるリスクは母児ともにたくさんあります。

母親に摂食障害があるということは、妊娠のスタートからハンディキャップがあるのと同じです。

最初から「母児ともに健康」を満たしていません。

そして摂食障害では、安定した妊娠分娩経過を過ごし元気で健康な子どもを産むための過程になんらかの問題が生じやすいのです。

摂食障害がある上での妊娠は、妊娠分娩経過の安定や健康な次世代を産むことに関して、非常に不利に働きます。

私は摂食障害の女性に対して、摂食障害が治るまでは避妊することを勧めています。