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【9】-4 妊娠にふさわしい体格・体重増加 ⑪ 摂食障害とのカンケイ その6 妊娠前のふつうの体格の場合

摂食障害の妊婦さんの妊娠前の体格がふつうであることもあるでしょう。

体格がふつうでも、摂食障害があれば栄養の偏りがあるでしょう。

過食や過食嘔吐、チューイングによって、食道や腸など消化管に炎症が起きていたり、そこから出血したりしています。

体格がふつうでも、摂食障害の妊婦さんの身体は不健康なのです。

過食衝動の影響が強く出れば妊娠中の体重増加が過剰となるでしょう。

妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群を発症する危険があります。

やせ衝動の影響で、妊娠中に全く体重を増やせない場合もあるでしょう。

妊娠中の体重増加が過少である場合も妊娠高血圧症候群の罹患率が上がることが知られています。

妊娠中の体重増加の過少は常位胎盤早期剝離のリスクを上げるでしょう。

妊娠中の母親の体重増加不良から胎児が低栄養となれば、子どもは将来生活習慣病になりやすい素因を抱えることになるでしょう。

上述したように、妊娠前の母親の体格が肥満でも、妊娠中の体重増加はその後のお腹の子どもの生命予後を改善します。

妊娠前にちょうどよい体重であっても、妊娠中の体重増加が過少であれば、妊娠経過やお腹の子どもの将来に大きく影響します。