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【9】-4 妊娠にふさわしい体格・体重増加 ⑦ 摂食障害とのカンケイ その2 「ふつう」とどう違うか

ふつうの妊婦さんは、その個人にとって最も至適な体重増加を、ちょうどよいスピードで果たすことができます。

妊娠に伴い母親の必要摂取エネルギーは増えますが、そこまで大きな注意を払うことなく妊娠中の食生活に適応していきます。

多彩でバランスのとれた食生活を維持することに過剰な努力は必要なく、大きなストレスを伴うこともありません。

さほど意識することなく、安定した妊娠分娩経過を過ごし、元気な子どもを産んでいます。

彼女たちは自然な食行動を身につけているからこそ、それができるのです。

自然な食行動とは、身体が求める食べ物を摂取し、正常な満腹感とともに食事を終えるということです。

身体が求める食べ物を自然に摂取できるということは、その方に必要な、現在の科学で分かっていない栄養素までも自然に摂取できるということです。

摂食障害を患っていると、これができません。

過食衝動の影響で、いつでもなんでも食べたいのです。

自分の一人前がどれぐらいの量か分からず、正常な満腹感を感じることができない方がほとんどです。

やせ衝動の影響で、妊娠したからには当然の体重増加に抵抗がある場合もあります。

しない方が良いことを知っていても、やせ衝動・排出衝動から嘔吐やチューイングをしてしまいます。

摂食障害では、過食衝動・やせ衝動・排出衝動に塗りつぶされてしまい、自然な食行動を取れません。

摂食障害を患っている方が妊娠した場合、妊娠時の体重増加がうまくいかないのは当然のことです。