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【9】-3 Barker仮説とDOHaD ⑳ 生活習慣病の一次・二次予防

生活習慣は、生活習慣病の病気の本質ではありません。

その方が胎児期に子宮内の低栄養によって獲得した体質と、生まれた環境とのミスマッチが、生活習慣病の病気の本質です。

胎児期の低栄養で獲得した体質は、余力がそれほど無い身体ということでもあります。

余力がそれほど無いために、ストレスによる身体の変化が起きやすく、妊娠による負担に耐えかね、加齢による影響が出やすいのです。

しかし、自身の傾向が分かっていて、注意深く生活することで、その影響は少なくなるでしょう。

注意深く生活するという意味は、食習慣、運動習慣、休養などの生活習慣を、可能な限り良好に保つことを指します。

具体的に言うと、バランスの良い食生活を送り、適度に運動し、疲れたら十分に休む、ということです。

おそらく、タバコは吸わない方がいいでしょうし、アルコールも適量に止める方がいいでしょう。

生活習慣病になりやすい体質を根本から変えることはできません。

しかし、生活習慣を良好に保つことで発症・進行を遅らせることができるでしょう。

生活習慣病になりやすい体質の人が、生活習慣をより良好に保つことは、生活習慣病の一次予防になります。

生活習慣病になりやすい体質があると分かった上で、定期健診などの身体のメンテナンスを適宜行うことによって、病気の早期発見にもつながるでしょう。

これは生活習慣病の二次予防となります。