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【9】-3 Barker仮説とDOHaD ⑲ 生活習慣病の一次予防

妊娠する前から、ひいては妊娠するまでの女性の全人生の栄養状態が良好であればあるほど、身ごもる子どもの将来は明るくなります。

ここは先進国で、物質的にはその条件を十分満たしうるところです。

妊娠する前までの女性の人生に「やせ」がないこと。

妊娠する前から妊娠中にかけて、多彩でバランスの良い食生活が送れること。

これでその女性は、将来身ごもる子どもに健康な一生を、さらには次の世代の健康までもプレゼントできます。

これは、母親が子どもにしてあげられる最高のプレゼントのひとつです。

妊娠前から妊娠中にかけて母親となる女性の栄養状態を良好に保つことは、生活習慣病の究極の一次予防になります。

妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症を除くと、先進国で母親が栄養状態を良好に保てない代表的な疾患に摂食障害があります。

摂食障害は女性に多い病気です。

女性の思春期頃から発症し、その後の慢性化も少なくありません。

摂食障害となることで、栄養状態が不良となり、それはその女性の卵子にも大きな影響を及ぼすでしょう。

摂食障害は一旦回復しても、容易に症状が再発することでも知られています。

摂食障害の再発率の高さは、根本的な治療が成されていないことを示しています。

高い医療水準を誇る日本の医療現場でさえ、根本的な治療法が分かっていない病気なのです。

日本では少子高齢化が進んでいます。

少数精鋭となるべき次世代の健康を守るためにも、摂食障害の根本的な治療が必要です。