摂食障害のホームページ

*

【9】-3 Barker仮説とDOHaD ⑪ 乳幼児の生活習慣と母親の摂食障害

父親や母親が摂食障害を患っていると、子どもの生活習慣の中で大きな位置を占める「食習慣」が乱れる可能性が高いでしょう。

子どもは身近な大人を見て成長します。

子どもの生活習慣のモデルも身近な大人です。

食習慣に関しても、父親、母親がモデルになります。

摂食障害では、食生活が乱れがちで、偏った食品しか摂取できないことが多いのです。

患者さんによっては、人前で食事ができないために子どもの前でも食事を摂れない方もいるでしょう。

摂食障害は、家族で楽しく食卓を囲む、食事を楽しむ、といったことができない、できなくなる病気なのです。

子どもの生活習慣のモデルとなる親が摂食障害の場合、子どもの食習慣が健常に育たない可能性が高いでしょう。

しかし、逆を言えば、親が摂食障害から回復すると、子どもの食習慣の改善までも促されうるということです。

母親の摂食障害ゆえに、子どもに子宮内低栄養があった場合、その影響を最小限に止めるために最も良いのは、母親が摂食障害を治すことです。

母親というものは、その家庭に非常に大きな影響を及ぼしています。

母親が摂食障害の治療を開始し、症状が減ったり、うつ傾向などが軽減すると、家庭の雰囲気はガラリと変わります。

母親が摂食障害を治すことで、その家庭環境はより良いものに変化し、その変化は子ども達の健康をも守ることになるでしょう。