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【9】-3 Barker仮説とDOHaD ⑥ しくみ 高脂血症など

母親の「やせ」や妊娠中の体重増加不良は、母体血の血糖を下げるでしょう。

母親に栄養不良による貧血も合併すれば母体血からの酸素も足りなくなるでしょう。

胎児期の低栄養・低酸素によって、栄養・酸素を重要臓器に優先するために循環調節が起こります。

循環調節は、脳や心臓など胎児にとって極めて重要な臓器を守り、その他の臓器を犠牲にする、胎児の苦肉の策です。

循環調節の結果、胎児の肝臓の発育が抑制されます。

肝臓は血液中の脂質を調整する臓器です。

この胎児期の肝臓の発育抑制が、新生児期の腹囲の減少や、将来の高脂血症を引き起こします。

循環調節で犠牲になる臓器には膵臓も含まれるでしょう。

循環調節による膵臓への悪影響が2型糖尿病発症にも関係しているかもしれません。

胎児期の循環調節によって腎臓に加わったダメージが、将来の高血圧発症と関わっています。