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【9】-3 Barker仮説とDOHaD ③ 概要 その3

胎児期の低栄養が、将来的な生活習慣病発症と相関することは多くの疫学研究が証明しています。

母体の「やせ」、妊娠中の体重増加不良は、胎児期の低栄養を引き起こすでしょう。

その他、妊娠高血圧症候群や重い妊娠糖尿病では胎盤機能が低下し、胎児期の低栄養を引き起こします。

胎児期の低栄養の結果、子どもは低出生体重児・不当軽量児(妊娠週数相当よりも少ない体重の児)として出生することになります。

低出生体重児とは、2500g未満の体重で出生した子どもを指します。

早期産児は未成熟なので、満期で出生するよりも体重が少ないのは当然のことです。

早期産児でも、週数相当の体重がある場合と、週数相当よりも体重が少ない場合があります。

出生時に、週数相当よりも体重が少ない子どもを不当軽量児と言います。

低出生体重児や不当軽量児は、胎児期に子宮内低栄養があったことが予測されます。

母体の「やせ」は、わが子に生活習慣病の種をまくことになります。

肥満・高血圧・高脂血症・2型糖尿病などの生活習慣病は動脈硬化を悪化・進行させます。

動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気につながります。