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【9】-3 Barker仮説とDOHaD ② 概要 その2 生活習慣病(成人病)

近年、生活習慣病が著しく増加しており、その積極的な予防は緊急の課題です。

その波は子どもにも広がっており、子どもに発症する生活習慣病も問題となっています。

成人後発症が多く、かつて成人病とも呼ばれた生活習慣病ですが、いまや子どもに発症することも珍しくなくなってきました。

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などがその発症・進行に強く関与する疾患とされます。

生活習慣病の代表的なものは、肥満・高血圧・高脂血症・2型糖尿病などです。

生活習慣病は動脈硬化を悪化・進行させ、心筋梗塞や脳卒中(脳出血・脳梗塞)などの重大な病気を引き起こします。

日本人の3大死因は、悪性新生物(がんなど)、心疾患(心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)といわれています。

心疾患では心筋梗塞が、脳血管疾患では脳梗塞が増加傾向にあります。

心筋梗塞も脳梗塞も動脈硬化に基づく疾患です。

生活習慣病は、死因にもなるような重篤な疾患を引き起こすベースなのです。

日本では、生活習慣病の原因のほとんどが生活習慣によるもの、と考えられているかもしれません。

生活習慣病は、因果関係が単純ではなく、さまざまな要素が重なり合っています。

食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣は、生活習慣病と深く関わっていますが、生活習慣病の原因ではなさそうです。

この生活習慣病の起源を、その方がまだ母親のお腹の中にいるときに子宮内の低栄養に曝されたことにある、とする説がBarker仮説です。