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【9】-2 妊娠中期 ~後期 妊娠糖尿病 ⑤ 概要 その5 不都合・予後

妊娠糖尿病の病的な意義は、いくつかあります。

妊娠糖尿病では、巨大児や不当重量児(妊娠週数相当よりも体重が重い児)が生まれるリスクがあります。

母体の高血糖が胎児の高インスリン血症を引き起こします。

その結果、胎児の身体発育が過剰に促進されて巨大児となるといわれています。

母体に比して胎児が大きすぎる場合、帝王切開が必要になるでしょう。

医療技術は日進月歩ですが、お腹を切らずにすめばそれに越したことはありません。

経膣分娩と比較すると、帝王切開にはそれ相応のリスクがあるということです。

また、巨大児や不当重量児として出生した場合、赤ちゃんが低血糖となりやすいでしょう。

胎内の高血糖の環境と外界がまったく異なり、赤ちゃんに高インスリン血症の名残があるからです。

低血糖は脳にダメージを与えます。

生後すぐの低血糖により、赤ちゃんのその後の発達に影響がでる場合もあるでしょう。

その他、妊娠糖尿病は将来の2型糖尿病発症のリスク因子であることが知られています。

妊娠糖尿病を発症した方は、将来的に2型糖尿病を発症しやすいのです。

妊娠糖尿病を発症した場合、産後に耐糖能が正常化しても、内科での年単位のフォローアップが必要です。