摂食障害のホームページ

*

【9】-1 ⑤ 妊娠初期・着床後 摂食障害とのカンケイ

摂食障害では、摂食制限(拒食)、普通食嘔吐やチューイング、過食後の絶食などの症状があります。

妊娠のこの時期に、絶食期間が重なったとします。

絶食によって引き起こされる母体の低血糖や脱水は、胎盤形成に悪影響を及ぼすでしょう。

胎盤は胎児にとって命綱となるものなので、胎盤形成が悪いと、胎児の成長に大きく影響します。

母体の低血糖や脱水によって胎盤形成がうまくいかず、流産するかもしれません。

絶食に限らず、「著しいやせ」のある方にも、上記のことがあてはまります。

胎児にとって、母親の口にするものと母体そのものが栄養源です。

摂食障害のために母親に「やせ」がある場合、母親のやせた身体は栄養源として不十分でしょう。

「つわり」などで赤ちゃんに影響が出ないのは、妊娠までの母親の栄養状態が良かった場合、と考えてください。

やせのある妊婦さんが、「つわり」などで一時的にものが食べられなくなったら、あっというまに胎児を養えなくなるかもしれません。

摂食障害は上手に栄養が摂れない病気です。

摂食障害が若年発症・慢性化している場合、栄養不良の状態はその女性の内臓や骨はもちろん、卵子をも確実に蝕んでいるでしょう。

母親に摂食障害がある場合、この時期に起こりうる危険は以下のようなものです。

胎児の成長・胎盤形成がうまくいかず流産する危険がある。

胎盤形成が不十分になると、のちの胎児の成長が妨げられ、子宮内胎児発育不全となる可能性がある。