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【9】-1 ② 妊娠初期・着床前

妊娠初期、着床前に、胎児はどこから栄養を摂っているのでしょう。

母体の卵管膨大部で受精が起こると、新しい生命が発生します。

受精卵は、ひとつの細胞から、分裂を繰り返して細胞塊となります。

発生の極初期の段階です。

このころに、母体の卵子に蓄えられていた栄養分が必要不可欠と思われます。

母体の一生分の卵子は、母親が赤ちゃんのころから卵巣に備わっています。

2次性徴がきて母親となる女性に排卵が始まるまで、母体に備わった卵子の数は変わりません。

卵子は女性が胎児のころから、ずっとその女性とともに年月を重ねています。

女性が年を重ねるごとに、卵子も年を重ねます。

女性のライフスタイルの中で、妊娠に適した時期があるのは、卵子も年をとるからです。

女性がこの世に生まれてから受けた外界からの全ての刺激は、同時に卵子にも影響しています。

女性が妊娠するまでの全人生を通じての栄養状態も、卵子に影響しています。

女性が栄養失調に陥れば、その悪影響は卵子にも及んでいるでしょう。

母体の卵子は、母親となる女性のそのまた母親の栄養状態にも強く影響されます。

母体の卵子は、母親となる女性がそのまた母親のお腹の中にいるとき、胎児期に作られるからです。

女性が妊娠した時、そのお腹の子どもは、祖母となる女性の栄養状態にも影響されます。

母体の栄養状態は子子孫孫にまで影響するのです。

発生の極初期の段階にある着床前の胎児にとって、母体の卵子に蓄えられた栄養が重要です。

母親の妊娠までの人生全ての栄養状態が、母親のそのまた母親の栄養状態が、それを左右します。