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【20】-14 無排卵性周期症について

 無排卵性周期症という状態がありますが、これは排卵していないのに、定期的に性器からの出血があり、まるで月経が定期的に来ているようにも見える状態です。
 しかし、実際は、正常な性周期に見られる各種性ホルモンの分泌パターンとは、全く異なる状態になっていて、排卵を契機としたエストロゲン優位の状態(卵胞期)とプロゲステロン優位の状態(黄体期)の切り替えもなく、プロゲステロンが不十分なまま、持続的にエストロゲン優位な状態が続くことが多いようです。

 長期的に無排卵性周期症を放っておくと、エストロゲンが子宮内膜に働き続けることで子宮内膜増殖症や子宮内膜癌の発症率が上がると言われています。
 性周期が短い、あるいは出血量が少ない、出血期間が短いなどと感じている方は、そもそも排卵していない、無排卵性周期症のことがあるかもしれません。

 また、過食、過食嘔吐、チューイング、過食と絶食のくり返しなど摂食障害・過食症・拒食症の症状がある方は、定期的に出血していて順調に生理が来ているように思えても、実は過食や過食嘔吐のせいで無排卵性周期症を発症している可能性があります。
 婦人科受診が必要でしょう。