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【15】-4 摂食障害医療の現状 ② 欧米では標準的な専門治療であってすら発展途上

世界的に標準的な治療法であっても、治療の到達点では無く、摂食障害医療はまだまだ発展途上にあります。

摂食障害・過食症の患者さんの、早く、楽に、安定的に過食・過食嘔吐・チューイングを止めたい、止め続けたいというニーズは、まっとうで、医学的にも理にかなったものです。

欧米での一般的な摂食障害の専門治療ですら、完全にそのニーズに合致した治療法はないでしょう。

楽に、早く、安定的に過食・過食嘔吐・チューイング・下剤誤用を止めたい、止め続けたい、という多くの摂食障害の患者さんの切実な願いは、現在の摂食障害医療が到達できていないもので、到達を目指して挑戦し続けるべき課題です。

近年の摂食障害・過食症の患者さんの爆発的な増加に対応するには、治療者に高い技量がなくとも、均一で一定の効果のでる治療法は役立つものです。

しかし、治療法の均一化、効率化を背景とした認知行動療法などの専門治療では、治療者の対応がマニュアル的になる可能性があります。

治療者が機械的に治療法をなぞるだけでは、効果が現れないばかりか、摂食障害・過食症の病状を悪化させてしまう場合もあるでしょう。